仕事の合間にミッドタウン日比谷にあるLEXUS MEETS… (レクサスミーツ)に行ってきた。
お目当てはこれ。
LC500特別仕様「ストラクチュラル・ブルー・エディション」
綺麗なブルーが特徴的なこの特別仕様車は
なんでも開発に15年もかけた特殊な塗装を施していて、単に青い塗装をしているのではなく、光の中から青だけを反射させることで、青くみせているのだとか。単なる青い塗料ではなく、空が青く見える原理を人工的に再現している。
そのため1日に2台しか生産できないようで
お値段1500万円以上!
通常仕様よりも100万円から200万円は高くなる。
色は写真では伝わりにくいので、これは実際にみてみないと!
ということで、あまり無い外回りを有効に活用して見学してきた。
確かに綺麗なブルー。
うーむしかし…大多数の人から見ると、
せいぜい綺麗な色だなぁ。
と言われるぐらいで
特殊な塗装なんだ、めちゃくちゃ手間がかかってるんだと言われても「ふーん」で終わっちゃうんじゃないかと思った。
そのため、みんな全然ありがたみを感じないのか、
ドアをドシンバタンとデカい音を立てながら開閉している。
そんなに力いっぱい閉めなくても閉まります。
プロセスや技術の質がまるっきり別物でも、結果として見た目が似ていれば素人目には対して違いがわからないということがある。
良く見ないとわからないし、それなりのレベルの人にしか理解してもらえないと言うことはある。
いろいろとサービスを開発してリリースしていて、このジレンマを良く感じる。
最も件のLC500については、実用品ではなく、希少性の高い商品であることに価値があるので工芸品や美術品的価値に近いものがあり、同じベクトルでは考えるものではないが、うちのサービスに商品をレコメンドするものがある。
同じ条件で提供する他社サービスに比べると、かなり細かいところまで考えられていて、費用対効果の高いベストなソリューションである自信は大いにあるのだが、表面上は商品が並んでいるということに変わりないので、どこがどう違うのか、いかに優れているかを伝え、理解してもらうということ難しい。
これまでわかる人にはわかるという、真に実力があるものは自分を大きく見せないという信念のもと、積極的な実績などのPRは避けてきたが、うちが作っているサービスは1500万円もする芸術品ではなく、もっと多くの人に使ってもらいたいので、やっぱり使ってみたいと思えるような、ぐっとくるような方法で、もっともっとわかりやすく伝える工夫を続けなくてならない。