寸借詐欺?に遭遇した話 ​

東北道のあるパーキングエリアで、煙草をふかしたどこぞのおっさんに話しかけられた。
自分は船乗りだ、東北のとある港から漁船に乗らねばならない。しかし金が無くて移動手段が無いので次のPAエリアまで乗せてほしい。とのこと。困っているのなら気の毒だ。力になってあげたいとは思ったものの、こうやって助けてあげることで、なんとかなっちゃったらこの人のためにならないんじゃないかと思い、断った。

同時に強い違和感も感じていた。
いい歳したおっさんが金が無くてヒッチハイク?
関わったらあかん奴やろ。
私に話しかける前にクラウンのオーナーに話していたのを見かけたけど、本気でヒッチハイクするなら狙う相手間違ってないか?
もし運転中に刃物を突きつけられたらどうする?
あれ?金は無いのに煙草は吸えるのか?
そもそも私は大の嫌煙家だ。臭い煙を巻き散らかしながら近づくな。
そんなことが以前あったんだけど、
ツイッターで盆暮れには寸借詐欺の稼ぎ時って話題を見て、ああやっぱりそうかと。
なんでも同情してもらうような身の上話をして小遣いをせしめるんだとか。
こんなことしなきゃならんおっさんがいることにも、善意につけ込む奴がいることにも、本当に困っている人を助けにくいことにも、悲しいもんだなぁと思った。
自分の身を守るためには心を鬼にして疑ってかかることも大事。
ちなみに私は神経質なので、得体の知れないおっさんを愛車に乗せることはまず無い。