人身事故を未然に防いだ(かもしれない)話

祖母の手となり足となるため、一緒にスーパーに買い物に行った。

私は祖母の手を引きながら、ゆっくりお店に向かって歩いていた。

すると駐車場に頭から突っ込む形で駐車していた車が後ろをよく確認もせず発進しようとしている。既にもう動き出している。

その後ろをどっかのおばさんがカート押しながらゆっくり歩いていたのだが、動き出そうとしている車の後ろでカートの荷物を落としてしまったのでそれを拾おうとかがんだ。

どちらも後ろに気がついていない。
このままでは…轢かれる!

しかし、私は祖母の手を引いているので身動きが取れない。そこで咄嗟に大声で「後ろっ!!後ろぉ!!!」と怒鳴った。
恥ずかしながらそれしか言葉が出てこなかった。

しかしこの怒鳴り声に驚いて車のおばさんも、カートのおばさんも、「何このキ◯ガイ?」みたいな顔してキョトンして止まった。

車よりもカートのおばさんが「やーね」みたいな感じで先に歩き出したので轢かれずに済んだのだが、世の中には気がつかないうちにキチ◯イに助けられていることもある(かもしれない)んだなぁと思った。

いいんだ私はキチGUYでも。
でも周りの人はみんなあのおばさんあぶねーなって気がついてくれたよ。事故がなくてよかった。

帰り道にイノシシに遭遇した。
今日はなんだか引きが強いようだ。

※私はただ臭い物に蓋をするような言葉狩りは大嫌いなのですが、多少配慮して一部伏字にしました。